自分のポジションって何だ。 磨き上げればそれは武器になる。

自分のポジションって何だ。 自分のポジションって何だ。

長友 優八

宮崎店営業2課 2019年入社

一人ひとりスタイルが違う。

入社して間もないころ、営業する先輩方に同行した。営業先でのマナーや先生との会話の仕方など現場でしか学べないことを経験できた。驚いたのは先輩一人ひとりの営業スタイルが違っていたこと。こんなにも違うのかと心底驚いた。入社前は同じ会社で同じ商品を扱っているのなら、当然やり方も同じだろうとたかをくくっていた。ワンパターンなら覚えるのは難しいことじゃない。甘い期待は見事に裏切られた。
ただ商品をアピールするのではなく、現在使っておられる商品との比較などを交えて提案する。購入後のアフターフォローもしっかり行う。お客様と厚い信頼関係を築く。目指すものは同じなのに、やり方はそれぞれが違う。先生との関係性、商品の説明、ノウハウやスキルが微妙に、あるいは明確に異なる。
なぜなんだろう? 仕事に慣れるにつれて答えが見えてきた。

自分に合うものを自分でつくり上げろ。 自分に合うものを自分でつくり上げろ。

自分に合うものを
自分でつくり上げろ。

仕事ができるかどうか不安だった新人時代。身近な存在とはいえない歯科業界。専門用語、診療で使われる材料、機械。何もかも分からないことだらけだった。でも、それじゃすまされない。分からないことは、上司や先輩方に何度も質問して、分からないことを減らしていった。その過程の中で気づいたことがある。
先輩方は押し付けない。自分の型にはめようとしない。俺はこうするけど、お前ならどうする。いつもそんな風に教えられている気がする。性格、長所、短所、資質、潜在力。一人ひとりが違う。サイズに合わないスーツはどんなに頑張ってもしっくりこない。だったら自分に合うものを自分でつくり上げろよ。先輩方の考えを独自にアレンジするとこんな感じになる。

修理上手な長友というスーツ。 修理上手な長友というスーツ。

修理上手な
長友というスーツ。

スキルの磨き方や、知識や情報の取捨選択だって同じこと。基本をしっかりと確立した上で、何を磨き、何を取り入れるかは自分しだい。そうやって長友は、他の誰でもない、UKデンタルの長友になる。
任された担当エリアは、お客様から機械や機器の修理を任せていただくことが多いエリアだった。その場で直せるものはその場で。レスポンスのいいサービスは営業の武器になる。分かっていても手が思うように動かない。ご期待にそえなくて、帰社してトリセツなどを読み懸命に覚えた。営業車に修理ボックスを積み、機会があれば積極的に修理に挑んだ。少しずつ上達した。それに連れて余裕が生まれ、修理しながら営業トークができるようになった。
「今、これよりバージョンアップしたモノがありますよ」
「へぇー、そうなんだ」。

ポジションは人間を作り成長させる。 ポジションは人間を作り成長させる。

ポジションは
人間を作り成長させる。

自分の職場を考えるとき、学生時代に打ち込んだラグビーを思い出す。チームの15人が、それぞれに個性的なポジションで自分の役割を果たしながら、一丸となってトライを目指す。一人ひとりが自分のスキルやパワーを駆使し、総体として前に進んでいく。千万変化するボールを掴み、あるいは蹴り、あるいはタックルして奪い、パスする。そうして前に進んでいく。先輩たちの営業は、自分のポジションで与えられた役割を自分流に果たしていくものだった。ポジションは人間を作る。成長させる。
One for all All for one 自分のポジションが段々と見えてきて、One for all、1人はみんなのためにあることが分かってきた。今、与えられた自分の役割を認識し懸命に果たしていく。
All for one、みんなは1つの目的のために。そのことをいつかは後輩たちに伝えたい。今、先輩たちが背中で教えてくれるように。「OneでありALLであれ。このチームのために」。